[アップデート] OCI が管理する Oracle Database が AWS データセンター内についに爆誕!(limited preview)#AWSreInvent
こんにちは、崔です
9月に開催された Oracle World で Oracle Database@AWS の提供開始がアナウンスされていましたが、12月1日に AWS からも Oracle Database@AWS の limited preview の開始がアナウンスされました
Oracle Database@AWS is now in limited preview - AWS
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Oracle Database@AWS
どういうこと?
Oracle Cloud Infrastructure(OCI)が管理する Exadata Infrastructure 上の Oracle Database Services が、AWSデータセンター内に構築され、 Marketplace を通じて利用することができます
これにより、Oracle Real Application Cluster(RAC)を含む Oracle Exadata ワークロードを、AWSデータセンター内に構築された Oracle Exadata Database Service や Exadata Infrastructure 上の Oracle Autonomous Database に移行できます!
そのため、データベースやアプリケーションをそのまま、もしくは、変更を最小限に抑え、簡単・迅速に AWS 上に移行可能になりました
また、Oracle Database@AWS と EC2 などの AWS 上のリソース間が、低レイテンシーで接続できます
limited preview では利用できませんが、zero-ETLもサポート予定です
出典:https://docs.aws.amazon.com/odb/latest/UserGuide/what-is-odb.html
制限
- サポートされているAZは、use1-az6 のみ、バージニア北部リージョンの単一AZのみです
- そのため、VPC内のサブネットまたは、Oracle Database@AWSに接続するアプリケーションは、use1-az6内にある必要があります
- AWSアカウントには次の制限があります
- デフォルトでは、作成できるODB networkは5つだけです
- デフォルトでは、作成できるODB peering は10個のみです
- Oracle Exadata Infrastructure をAWSアカウント間で共有することはできません
- VM Clusterは、Oracle Exadata Infrastructure と同じAWSアカウントに存在する必要があります
- VM Clusterは、ODB networkとOracle Exadata Infrastructureを作成したAZにのみデプロイできます
- ODB networkには、VM Clusterのみをデプロイできます
- VPCとODB networkは、1:1である必要があります
- Oracle Exadata X9Mでは、IPv6はサポートされません
利用するには?
Marketplaceでプライベートオファーを行います
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価格
Explore Oracle Database@AWS Pricing
Exadata Database OCPU - Dedicated Infrastructure が 1OCPUあたり $0.67205/hr です
Exadata Cloud Infrastructure - Database Server X9M が 1Hosted Envirあたり $2.9032/hr です
まとめ
今まで Oracle RAC や Exadata を利用していた環境で、性能劣化を理由に移行を諦めていたような場合や、データベースエンジンの変更なども考えていたような場合でも、そのまま構成を変えずに AWS 上への移行を検討することができます
OCIのキャッチアップを行い、早く検証してみたいですね!